接合金物

事例1)金属による断熱欠損

断熱用ウレタンボードでの施工ですが、接合金物を避けるため、切り欠いてしまっています。熱を伝えやすい金属は、結露の原因となってしまいます。この場合は、金属部分を発泡ウレタンで完全に覆ってしまう必要があります。このように断熱計算より熱が伝わりやすくなっている状況を断熱欠損と言います。

グラスウール施工の悪い例

事例2)断熱材の充填不足

グラスウール施工の悪い例です。断熱材となるグラスウールを中途半端に入れた施工を行ったためです。断熱欠損に関しての知識のなさからこの様な施工になったと思われます。この様な住宅は結露、そして黒かびの原因になります。

コンセント付近の隙間

事例3)壁内収容物の隙間

住宅内の壁面等には、コンセント等の埋め込みボックスや金物などが設置されます。これらの周囲はグラスウール等の断熱材は隙間が出来やすく断熱欠損が起こる原因になりやすいため、周囲はもとより裏側にも注意が必要です。

SPRAY工法によるコンセント

解決方法は

硬質ウレタンフォーム吹付け工法では、コンセント等の場合は養生を行った上、周囲にウレタンフォームを充填するため、写真の状態となり、断熱欠損が無く施工できます。